==経歴==
===新シリーズ序章===
『[[約束の地で]]』から3年前に《牙の塔》に一時帰郷した[[オーフェン]]の(扇動にも近い)講演に感化され、[[スウェーデンボリー魔術学校]]への転校を両親にねだるようになる。家庭環境から来るコンプレックス(優秀な兄と両親と自分との実力差や、他者から侮られているという劣等感)から何者をも超越した力を手にすることに強く憧れており、[[原大陸]]で[[巨人化|ヴァンパイア化]]の存在を知るや否や、その方法を求めて反魔術士団体([[カーロッタ派]])に取り入ろうとまでした。
=== 新シリーズ本編 ===
「約束の地で」から3年後、秘密裏に再び原大陸に渡り、魔術士である事を隠して[[革命闘士]]の中に紛れ込む。[[シマス|シマス・ヴァンパイア]]を救出すべく仲間の革命闘士とともに[[戦術騎士団]]の本拠地に潜入したが、偶然再会した兄マヨールに阻まれて失敗。危うく騎士団に引き渡されそうになったが、シマス・ヴァンパイア復活の混乱に紛れて逃走した。しかし、途中で力尽き、[[ダン]]達の[[隊]]に拾われ仲間になる。その後、騎士団襲撃の真意を探るべく差し向けた[[ダジート]]の元へ訪ねる事を提案する。
旅の途中、突如出現した[[アイルマンカー結界]]を発見し、[[ローグタウン]]に接近。その最中、[[シスタ]]の一団とヴァンパイアとの戦闘に巻き込まれ、保護される。連れて行かれたスウェーデンボリー魔術学校でオーフェン、ケシオン(=[[スウェーデンボリー]])と再会を果たした。
[[カーロッタ]]との決戦が日に日に近付く最中、今回の戦乱を企てた真意を確かめるべく、自ら志願してローグタウン潜入作戦を提案、自身が使者を買って出た。提案に乗った[[ラッツベイン]]とクリーオウ、[[スティング・ライト|スティング]]とともにヴァンパイアが徘徊するローグタウンへ侵入を試みる。ローグタウンへ到着し兄マヨールと合流すると早速カーロッタに接触、いくつもの謎かけを経て彼女の真意を探り出す。
[[合成人間]][[マルカジット]]に世界の終焉と再編の鍵を握る人物として目を着けられ、[[鋏]]を突き付け[[シマス・ヴァンパイア]]の完全消滅を迫られる。その最中に母レティシャの幻影に惑わされ洗脳されかけるも、兄マヨールに背を押されずっと目を背けていた母の実像と向き合いマルカジットの誘惑を跳ね除ける。
カーロッタとの問答から[[常世界法則]]の本質と[[女神]]が襲来する本当の意味に気付いたベイジットは、鋏をシマスに取り込ませ「買ってはいけない勝負の負け」を受け入れた。
戦乱終結後はダン達から託された理想を実現させるべく、原大陸を巡る旅に出る。マヨールからキエサルヒマに一度帰るよう乞われるが、一生母と戦い続けると言って帰郷を拒んだ。
==人物==
性格は利己的でお調子者。自分の益のためなら、どんな常識外れな行動にも躊躇しない。革命闘士の中に紛れ込むために反魔術士勢力と秘密裏に接触し、性格は計算高くお調子者。自分の益のためなら、どんな常識外れな行動にも躊躇しない。革命闘士の中に紛れ込むために反魔術士勢力と秘密裏に接触し、[[狙撃拳銃]]の訓練を受けるまでしていた。
10歳頃から髪にダイ(染料)を入れることに凝り始め、次々と新しい色を足していくせいで、現在では髪全体が安い虹色に染まっている。「[[魔術士オーフェンはぐれ旅 約束の地で|約束の地で]]」では長く伸ばした髪を後ろで束ねていたが、「[[魔術士オーフェンはぐれ旅 原大陸開戦|原大陸開戦]]」では活動に支障に出るからか短く刈り上げて本来の黒に染め直していた。
幼い頃から落ちこぼれ扱いされていたため、魔術を唯一にして絶対の価値観とする魔術士社会に嫌悪と疑問を抱いていた。幼い頃から落ちこぼれ扱いされていたため、魔術を唯一にして絶対の価値観とする魔術士社会に嫌悪と疑問を抱いていた。特に同じ魔術士に対して同族意識を強要する考え方は嫌っており、能力に関係なく魔術士という人種は嫌っていたが[[オーフェン]]と[[プルートー]]だけは尊敬していた。[[キムラック教徒]]に紛れて彼らの社会に触れるにつれ、その想いはより強くなり、当初は利用するだけだった[[ダン]]達の理想に共感するようになっていく。達の理想に共感するようになっていく。ダン達との死別を経て彼らの理想を引き継ぐと決心してからは以前の利己的な性格は影を潜め、行動や考えに強い意志を見せ始める。
同時に、革命闘士組織の理想と現実の差に失望し、次第に魔術士とかキムラック人とか人を色眼鏡で見る事に意味を感じなくなっていった。原大陸における様々な現実を見聞し、革命闘士組織の掲げる理想とその裏に潜む醜い現実を見届けた末にすべてを総括した結果、「偽りの革命はタチが悪く、人を魔術士とか革命闘士とかで区別する事に意味はない」という結論に達した。この結論は理想を目指す上での指針となり、立場に惑わされない本当の意味での革命を目指す道標となった。
==技能==
魔術の技量についてはマヨールや両親に及ばないが、家庭環境から来るコンプレックスゆえに殊更必要以上に自分の力を低く見ているフシがある。しかし、実際は並々ならぬ才能を潜在的に秘めており、その気になれば重度の負傷さえ治癒させる事も出来た。が、魔力を扱うという感覚自体がよくわからなかったために周囲から誤解を受け、いつしか落ちこぼれ扱いされるようになってしまった。魔術の技量についてはマヨールや両親に及ばないが、家庭環境から来るコンプレックスゆえに殊更必要以上に自分の力を低く見ているフシがある。しかし、実際は並々ならぬ才能を潜在的に秘めており、その気になれば重度の負傷さえ治癒させる事も出来た。が、魔力を扱うという感覚自体がよくわからなかった上に《塔》の教師陣には彼女をうまく指導できる人材がいなかったために誤解を受け、いつしか落ちこぼれ扱いされるようになってしまった。<ref>プルートーならうまく指導できた可能性はあるが、あいにくと[[キエサルヒマ内戦|内戦]]の戦後処理によって自分の教室を持つ権利すら奪われていた。</ref>。
本人は否定しているが直感に優れ、敵の存在や相手の感情の機微を嗅ぎ分ける感覚にも優れている。また、巧みな話術で相手を騙したり、相手の嘘を見抜いたり、反魔術士勢力と密かに取引する度胸も持ち合わせている。頭の回転が速く、巧みな話術で相手を騙したり、相手の嘘や感情を見抜く洞察力に優れている。本人は否定しているが直感に優れ、敵の気配を嗅ぎ分ける感覚にも優れている。父に似て人脈づくりと人を駆使する技術に優れ、反魔術士勢力と密かに取引する度胸も持ち合わせている。
3年の間に身に付けた狙撃拳銃の技術も、マヨールに銃口を向けた時には躊躇したが、少なくとも実戦での使用に最低限差し支えないレベルまで訓練していた。
* 母 : [[レティシャ・マクレディ]]
* 兄 : [[マヨール・マクレディ]]
* 義姉 : [[イシリーン]]
* 従叔母 : [[アザリー]](故人)
==関連人物==
* [[アザリー]] - 従叔母(故人)=== 牙の塔 ===
* [[ティフィス]] - 師
* [[ビフ]] - 後輩
=== 隊 ===
* [[ビィブ・ハガー]] - 同志、弟分
* [[ダン]] - 同志(故人)
* [[ワイソン]] - 同志(故人)
* [[ビッグ]] - 同志(故人)
* [[ビィブ・ハガー]] - 同志
* [[レッタ・ハガー]] - 同志(故人)
=== その他 ===
* [[スティング・ライト]] - 子分
==声優==