|身長 = 159cm<ref name="enc" /><ref name="age">データは14歳時のもの</ref>
|体重 = 51kg<ref name="enc" /><ref name="age" />
|声優1 声優 = 南央美|声優2 = (少年期・1998年版) <br>小林裕介 (少年期・2020年版) <br>鈴木千尋(青年期・ドラマCD)
}}
'''マジク・リン'''は、[[キエサルヒマ大陸]]、[[原大陸]]の[[黒魔術士]]、[[魔術戦士]]。[[オーフェン]]、に師事し、のちに[[イザベラ]]の弟子。、[[アイリス・リン]]の弟子を経て成人し、自らはオーフェンの娘[[ラッツベイン]]を弟子とする。[[魔術士オーフェンはぐれ旅 (新シリーズ)|新シリーズ]]では[[スウェーデンボリー魔術学校]]の教師、[[戦術騎士団]]の団員を経て[[ラポワント市]]市王[[サルア・ソリュード]]の顧問、[[戦術騎士団|市王戦術魔術士団]]の団員。
通称「'''魔王の弟子'''」、「'''ブラディ・バース'''」、「'''貴族殺し'''」、「'''人類最強'''」、「'''伝説の魔術士'''」。
==概要==
==経歴==
元盗賊の父[[バグアップ]]と母と暗黒街の女王(またはB.B[[ブラディ・バース]])と呼ばれた母[[アイリス・リン]]の間に生まれる。高い[[魔術]]の素養は母親から受け継いだ。下町の普通学校([[トトカンタ公立第十四学校]])に通いながら実家の宿の仕事を手伝っていたが、早く一人前になって独り立ちしたいという強い願望を持っていた。
オーフェンがトトカンタに現れてからというもの、宿代を滞納し居候も同然に寄生するオーフェンと、その周りに集まる変人たちに引き起こされるはた迷惑な騒動に半ば無理やり巻き込まれることも多く、苦労が絶えなかった。オーフェン18歳、マジク12歳頃に出会い以降2年近くバグアップズ・インにて宿代を滞納し居候も同然に寄生するオーフェンと、その周りに集まる変人たちに引き起こされるはた迷惑な騒動に半ば無理やり巻き込まれることも多く、苦労が絶えなかった。
学校での交友関係は九分九厘が変人かいじめっこというあまり良好とは言い難い様子だが、顔や人当たりがよかったため年上受けが良く「上級生殺しのマジク」と呼ばれるほど先輩女子には人気があった。学年制がない学校だったため、三歳年上の学校での交友関係は九分九厘が変人かいじめっこというあまり良好とは言い難い様子だが、顔や人当たりがよかったため年上受けが良く常にロッカーには手紙が大量に入っており「上級生殺しのマジク」と呼ばれるほど先輩女子には人気があった。学年制がない学校だったため、三歳年上の[[クリーオウ]]ともクラスが同じで入部していたサークル([[戦争脅威力研究クラブ]](通称「戦争クラブ」))も同じ。下町の学校の金髪同士という共通点から仲良くなり、幼少の頃(少なくともマジクが9歳より前の年)から現在までクリーオウには散々こき使われたりいじめられたりもしたようだが、お互いに一番付き合いが長く姉弟の様な間柄である。(通称「戦争クラブ」))も同じ。下町の学校の金髪同士という共通点から仲良くなり、幼少の頃(マジク9歳・クリーオウ12歳)から現在までクリーオウには散々こき使われたりいじめられたりもしたようだが、お互いに一番付き合いが長く姉弟の様な間柄である。
===はぐれ旅===
[[月の紋章の剣|バルトアンデルスの剣]]を巡る騒動の幕引き後、トトカンタを出立するオーフェンに魔術の弟子入りを志願し、友人の[[クリーオウ・エバーラスティン|クリーオウ]]と共に半ば強引にオーフェンの旅に同行。「お師様」であるオーフェンの魔術士としての実力に触れる中で、オーフェンと魔術への憧れを強めていく。ただオーフェン(とクリーオウ)から受けるひどくぞんざいな扱いには釈然としない思いもある模様。と共に半ば強引にオーフェンの旅に同行。14歳と半年でオーフェンの弟子となる。「お師様」であるオーフェンの魔術士としての実力に触れる中で、オーフェンと魔術への憧れを強めていく。ただオーフェン(とクリーオウ)から受けるひどくぞんざいな扱いには釈然としない思いもある模様。
旅の合間の指導で魔術の制御法を驚異的なスピードで修得していき、かつては《[[牙の塔]]》で無二の天才と名を馳せたオーフェンすらも舌を巻く天性の才気を発揮。[[アレンハタム]]の[[秘宝の番人|殺人人形]]や、《[[牙の塔]]》の[[暗殺技能者]][[スエイン]]との戦いの中で、極めて強大な[[魔力]]を秘めていることも明らかになる。しかし、本来熟達した魔術士が何年も経験を積み身につける技術を素人同然のマジクが見様見真似でできてしまうというアンバランスさは、普通の少年にすぎなかったマジクを物語の中で始終振り回すこととなる。
旅が東部に入ると、[[聖域]]から放たれる刺客「[[ドッペル・イクス]]」との戦いに否応なく巻き込まれ、その時点での自身の最大威力を投じてもなお歯が立たない脅威に次々と直面する。地道な訓練の成果で魔術の制御力は飛躍的に向上したものの、いざという場面では常に無力を晒す自らの不甲斐なさに煩悶し、すっかり自信を喪失してしまう。
物語の終盤、魔術士としての人間関係や知識の乏しさに起因する視野の狭さと、オーフェンへの憧れの強さから、自分の目標とする理想の魔術士像(=オーフェン)とオーフェンが説く魔術士のあり方との乖離に苦悩と葛藤を深める。物語の終盤、魔術士としての人間関係や知識の乏しさに起因する視野の狭さと(共に学ぶ仲間がおらず、知っている魔術士が母[[アイリス・リン]]と師の[[オーフェン]]のみであった為この2人を基準に考えてしまっていた)オーフェンへの憧れの強さから、自分の目標とする理想の魔術士像(=オーフェン)とオーフェンが説く魔術士のあり方との乖離に苦悩と葛藤を深める。[[最接近領]]での[[領主]][[アルマゲスト・ベティスリーサ]]の甘言をきっかけに、約半年間師事したオーフェンの元から「卒業」することを決意し、ただオーフェンの後を追うのではなく、自らの意思での甘言をきっかけに、約半年間(14歳と半年で弟子入りし、この時点で14歳の後半になっているため正確には5ヶ月程)師事したオーフェンの元から「卒業」することを決意し、ただオーフェンの後を追うのではなく、自らの意思で[[聖域]]へ向かうことを決めた。
聖域への道すがら、王都からやって来た《[[十三使徒]]》の魔術士[[イザベラ]]と知り合う。待ち受ける戦いに備えて自分に足りない覚悟を補うため、付け焼刃と自覚しつつも彼女に戦いの教えを請う。聖域ではイザベラ直伝の「[[切り札]]」によって、暴走したクリーオウを止めるという起死回生の働きを果たした。
負傷のため後方支援に回ったイザベラに随伴し、[[アレンハタム]]近辺での魔術士の召集任務に就いた。
[[クリーオウ]]のキエサルヒマ旅立ちの前後、魔術士同盟と貴族連盟の対立が激化の兆しを強めた折に、マジクは故郷の安全を案じてイザベラと共に(18歳)のキエサルヒマ旅立ちの前後、魔術士同盟と貴族連盟の対立が激化の兆しを強めた折に、マジク(15歳)は故郷の安全を案じてイザベラと共に[[トトカンタ]]に戻る。程なくして勃発した[[キエサルヒマ内戦]]の際には、[[トトカンタ防衛戦]]において[[ハーティア]]の指揮の下、街に押し寄せる騎士隊を相手に「悪魔的な奮闘」を見せる。またこの頃母親である[[アイリス・リン]]からも指南を受けた。
だが内戦においてマジクは少年兵として利用される結果となり、蔑称として母のものであった「[[ブラディ・バース]]」の呼び名と「'''貴族殺し'''」の悪名を背負う。多くは語られていないがその後マジクはキエサルヒマの魔術士、非魔術士の双方に失望し海を渡った。
===原大陸開拓時代===
17〜18歳の頃、17歳頃、[[開拓公社]]が立ち上げた新たな開拓計画に参加。「[[遅れてきた開拓団]]」として[[原大陸]]に渡り、オーフェンとクリーオウの家を訪ねる。同じ頃に誕生したオーフェンの第一子[[ラッツベイン・フィンランディ|ラッツベイン]]は、後にマジクの弟子となった。
オーフェン一家が住む[[ローグタウン]]に自らも住居を持ち、開拓作業と[[カーロッタ派]]との戦闘に従事。[[ヴァンパイア]]や[[神人種族]]の脅威に対抗するため、オーフェン、[[エド・サンクタム]]と共に[[戦術騎士団]]の基礎を作る。この『第三部』に当たる内容には、マジクが[[サファイア・エラガン]]というカーロッタ派の女闘士と出会い、敵ながらも恋に落ちるという設定が存在する<ref>『[http://www.motsunabenohigan.jp/ モツ鍋の悲願]』 > 仕事 > [http://megalodon.jp/2010-0224-0345-27/www.motsunabenohigan.jp/work/wpage/BOX.htm 秋田禎信BOX](ウェブ魚拓)</ref>。
20代半ばの頃、オーフェンが開校した[[スウェーデンボリー魔術学校]]に教師として赴任。
30代では原大陸では頂点に位する術者の一人となっており、黒魔術の扱いでは右に出る者はおらず、原大陸では頂点に位する術者となっており、黒魔術の扱いでは右に出る者はおらず、[[魔王術]]についてもオーフェンに匹敵する精度で会得。故郷キエサルヒマにおいても、その名は伝説級の魔術士として広く知れ渡っている。しかし、その力を制限・利用しようとする議会の目を誤魔化すために、公的には魔術学校の一教員としての立場を維持。騎士団の正式な指揮系統には組み込まれずに、「予備役」として末席に名を連ねる程度に留められている。騎士団内では「'''ブラディ・バース'''」と呼ばれ、それが作戦上のコードネームでもある。オーフェンが直に動けない場合は臨時の指揮官となり、オーフェンが持つ[[神人対抗措置執行判定]]の優先票も一時的に継承される取り決めとなっている。
立場の故に任務は裏の意図があるものや非公式のものが大半であり、密命で授業中に抜け出した時などは学校の弁明会議に呼び出されることもある。一般騎士団員の手に余るほどの強力な[[ヴァンパイア]]の潜伏が発覚し、かつ「オーフェンが直に対処できない」あるいは「そのヴァンパイアが社会的に高い地位にある」場合などはマジクが秘密裏に処分を行う。そのため魔王術による「消去」の執行回数はオーフェンに次ぐものとなっている。オーフェンら複数人との任務の場合には、自身の魔王術の代償が黒魔術であることもあってか魔王術を仕組む術士のサポートに回ることが多い。
ラッツベイン視点では普段のマジクは腑抜けた昼行灯のような生活を送り、色恋沙汰とも無縁の独り身でオーフェン家に居候と思えるほど入り浸っているという(マジク自身、恋愛沙汰に興味を持っていないのも大きい)。ラッツベインやオーフェンが妙な気の回し方をして次々とお見合い相手を用意してくるが、その全員がとんでもない極悪人か超ド級の変態なため、うまくいったためしは一度もない。雰囲気についてはショボい、枯れている、哀れ、など散々な評価を下されているが、ルックスそのものに関しては年の割に悪くないとのこと。弟子の[[ラッツベイン]]視点のマジクはやる気のない昼行灯で、フィンランディ家の居候のような存在と認識されている。独身なため時折オーフェンがお見合い相手を紹介するが、実は秘密裏の任務で駆除対象の[[ヴァンパイア]]だったり超ド級の変態だったりと散々である。雰囲気がショボい、枯れている、などとラッツベインには散々な言われ様だがルックスそのものに関しては年の割に悪くなく、師匠としても悪くないとも漏らしている。 本人視点での番外編によると、任務遂行のためには間抜けと思われた方が仕事がし易い為わざと昼行灯を演じており、基本的にはプロフェッショナルであり冷静沈着な切れ者である。面倒見もよく、コミュニケーション能力も高く、枯れているわけでもなく青臭い純粋さも残っていたりと有能で人間臭く、信頼のおける人間となっている。
===新シリーズ===
37歳〜38歳。行方をくらました「約束の地で」時点で34歳、その3年後の37歳頃行方をくらました[[カーロッタ・マウセン]]の足取りを探るため、元側近のはぐれ闘士[[シマス|シマス・ヴァンパイア]]の捕獲任務を指揮。
復活したシマスによる戦術騎士団壊滅事件の後は、議会に拘束を受けたオーフェンの後任として騎士団の最高司令官となる。騎士団に正式に配属されていたラッツベインとエッジを直属の部下としてシマス・ヴァンパイアの追討を開始。だが道中でカーロッタの潜伏地を発見し、一連の事件への関与と目的を確認して魔術学校へ撤退する。部下二人を死なせないためには魔王術を使わざるを得ず、代償によって魔術が一時的に使用不能に。しばし内勤に専念し、[[コンスタンス・マギー|コンスタンス]]率いる派遣警察隊との交渉や、校長に復帰したオーフェンと共に作戦立案などの任に当たった。
* [[オーフェン]] - 師、上司、友人
* [[イザベラ]] - 師
* [[アイリス・リン]] - 母、師
* [[クリーオウ・エバーラスティン]] - 幼馴染み
* [[コンスタンス・マギー]] - 宿の客、友人
===原大陸に渡って以降===
* [[サファイア・エラガン]] - 恋人?恋人* [[カーロッタ・マウセン]] - 恋人?の仇恋人の仇
===戦術騎士団およびラポワント市議会===