秋田禎信、twitterでオーフェン続編の可能性について語る編集
2010年8月27日編集
昨今多方面に渡り活動を広げている秋田禎信だが、この日、twitter上で『魔術士オーフェン』シリーズの続編(第三部・第四部)の執筆をほのめかすつぶやきを発した。
『オーフェン』の続編に関しては、昨年12月に『はぐれ旅』の後日談にあたるエピソードが収録された『秋田禎信BOX』が発売され[1]、その中で第三部以降の展開にまつわる構想や新設定も明らかにされている[2]。
あくまでも現段階ではまだ「夢想」の範疇であり、発表の機会(動機)や媒体、スケジュール等、実現までには多くの難関が存在するものの、続編執筆の可能性が示されたことは確かで、『オーフェン』ファンは今後の動向に要注目というところ。以下に一連のつぶやきまとめを転載。
首がガチガチに凝ってて疲れてる上、プリニーが出ないからという気もするんだけれど、オーフェンの第三部と第四部を、どういう形でか書こうかなーと夢想してる。2010/8/26 19:07
でも、いわゆる文庫でシリーズ再開だ、っていうのはナシだよね。とも思う。それほどこだわりも持ってない代わりに、理由もなしにやろうとは思わない、っていうのは今でも変わってない。 2010/8/26 19:10
まあ考えるには良いタイミングかもしれない。今日っていうのは。(編集部に帯に書かれてしまうくらい)久しぶりに文庫シリーズっていうやつをやって、その最終話を書いてるところだし。 2010/8/26 19:12
文庫がなしっていうのはわたしの気分の問題だけじゃなくて、ちょっと避けられない理由もあってのことなのですけどね。さりとて、またサイトで書いて「やっぱ本にしましょうよ」と言われるのも間抜けな感じなので、どうしたものかなー。 2010/8/26 19:19
あ、人に書いてもらうとか考えたこともあるんですけどね(笑)。誰か書きたいって人いないかな。 2010/8/26 19:29
まあ一番現実的なのは単行本で出すことでしょうねぇ。電子書籍は現状のリーダーの値段とか普及率を考えるとあり得ないと思いますねー。 2010/8/26 19:47
ていうか一番手っ取り早い電子書籍は、サイトに載っけてしまうことか。 2010/8/26 19:51
まあなにより現実的な問題として、書くにしてもわたしそれに専念するわけにもいかないんで、いつ書くんだよというのもあります。書くってことになれば、そりゃまあ努力はしますけど… 2010/8/26 19:55
ちょっと再開。オーフェン3、4部のことですが、一番簡単なのはわたしが書いてサイトにでも掲載すること(前やったみたいに)。なんで簡単かというと、自分ひとりでできるからです。 2010/8/26 23:24
他の人を頼らないとならなくなると途端に結構大変になります。本にするなら出版社に声をかけることになるし、イラストが欲しいなら草河さんの原稿取りに行くの誰よということになる。 2010/8/26 23:27
正直、わたしは原稿すら書けるかどうか分からないので、だーれか編集者にやってもらうしかないですよね。やってくれる編集者はいるでしょうけど、そうなるとお金が動くわけで、ということはあんまり冗談でやるってわけにもいかなくなると。 2010/8/26 23:34
いただいている返信を見ていると意外と電子書籍という案が多いんですが、4、5年先(いや2、3年か?)ならともかく現状では選択肢に入れられる状況にはないと思います…実験的になら興味はあるんですけどね。 2010/8/26 23:40
で、まあ、さっきも書きましたが一番簡単な「電子書籍」はサイトに載っけてしまうことです。前にやったみたいに。 2010/8/26 23:46
とどのつまり電子書籍のネックっていうのは料金収集に尽きますから、それが必要なければ簡単にできます。けどわたしがタダ働きを命じられるのはわたしひとりだけなので、それ以上のことはなんにもできません。 2010/8/26 23:54
みなさんの返信を見ていて少し(というかかなり)意外なのが、イラストが必須だという人が誰もいないんですね… 希望として一番多いのはそれなんじゃないかと思ってたんですが。 2010/8/27 0:21
@***** 確かに仕事として、採算の取り方というのは単純ではないですしね。わたしも今回の話の場合、10年以上昔に書いていたものの続編で、今さらそんな儲けを出したいとも思わないですし…単なるファンサービスとして採算を無視できる楽しみなんかもあるわけで。 2010/8/27 1:22
おっと。いろいろ読みふけっていたらぼんやりしちゃってました。とりあえずしばらく考えていこうかなーと思います。みなさんも、なにかご意見ありましたらくださいませ。 2010/8/27 2:25
昨日の話題、オーフェンの続き読むなら形はなんでもいいという人と、書籍にして欲しいという人とに二分、という感じみたいです。なんでもいいなら話は簡単、書籍にするのもそんなに難しくはないかな…ただ文庫シリーズっていうのは難ありと思います。さすがに富士見書房に対して不義理すぎますし。 2010/8/27 10:41
@***** そのへんは特に具体的なプロットがあるわけでもないので…肌感覚としては各部10冊分ずつあるのが収まり良いですけど、そんなの書いてたら何年かかるやら…(ひぃー) 2010/8/27 10:48
@***** 難しいですねー。誤解して欲しくはないんですが別に富士見書房さんと喧嘩してるわけじゃないですよ(W杯だぜー!と編集長とメールやりとりするくらいには)。富士見が今せっかく新しい世代で頑張ってるのに邪魔したくないっていうのもあります。 2010/8/27 10:52
オーフェンのこと、月が明けたら考えようかなーと思ってたんですが、もう31日かー。いくつかオファーもいただいたんですが、まだちょっと、わたしの頭の中的には白紙です。そもそも書いた原稿があるわけでもないので、いつ作業できる余裕があるのかというのも全然未知なんですが… 2010/8/31 11:08
@***** いや、わたしひとりでぼんやり考えてても考えるうちに入らないので、ちゃんと人と相談するって意味です…やるならなるべく早いほうがとは思うんですけどねー。 2010/8/31 11:46
@***** なんとか連載が済んだので、多少の余裕はできた…のかなー。どうにも微妙な感じなんですが。 2010/8/31 12:45
関連項目編集
脚注編集
- ^ 2008年9月より公式ウェブサイト上にて『はぐれ旅』終了後の後日談にあたる『あいつがそいつでこいつがそれで』が不定期連載として発表された。T.Oエンタテインメントの仕掛けによって連載の書籍化が決定し、2009年12月に『秋田禎信BOX』として限定発売された。
- ^ 連載中の雑記では『オーフェン』シリーズが構想上全四部で構成されている(本編シリーズは第一部~第ニ部)ことが語られ、さらにBOXのあとがきや発売後に掲載された作品解説では、第三部~第四部の大まかな話の流れについてもすでに構想の中にあることが語られた。