対外公開日(たいがいこうかいび)とは、《牙の塔》が毎年冬に行う年中行事。いわゆる学園祭である。
概要編集
通常は外部からの接触・干渉を完全に遮断している《牙の塔》が、1年に1日だけ、敷地を一般に対して開放する。その本義は、生徒たちの日頃の訓練の成果を外来者にも見せ、それによって《塔》の権威を誇示すること、および、定期的に外部の空気を取り入れることで、退屈になりがちな研究生活のリフレッシュを図ること、となっている。
公開日には食べ物の屋台や出店などが並び、校舎内では学生による体験講義や歴史研究の発表会などが行なわれる。その辺りは一般的な学校の学園祭と変わるところは無い。また、この日には教室対抗の模擬戦(公開試技)も行われ、王都のスカウトマンたちによる品評会の場となるのが通例である。