魔術士の憂鬱
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魔術士の憂鬱(まじゅつしのゆううつ)とは、魔術士が陥る精神的な病。
概要[編集]
未成熟な魔術士たちが一度はつまずくと言われている症状。なんらかのきっかけによって、ある日突然、自分の持つ魔術という力の大きさに恐怖を覚え、それを行使することに躊躇するようになる。より具体的な症状として、魔術の構成が編めなくなる、というものがある。
魔術士の憂鬱に対する特効の治療法は存在しない。自分自身で恐怖に慣れる、あるいは乗り越えるより他に有効な解決策は無く、それは時間が解決してくれることを祈るしかない。
しかしながら、魔術士の憂鬱を経験しない者は、すなわち魔術の怖さを理解してないことの裏返しとも言え、そういった術者はかえって大きな危険を招くとも言われている。
備考[編集]
マジクのケースは特に重症で、本来は時間をかけてじっくりと積み重ねていかなければならない魔術の制御をわずか数週間で会得し、さらに熟練した技量を必要とする最高難度の構成を早いうちから修得してしまったせいで、共に学ぶ仲間のいない視野の狭さから来る「魔術士=オーフェンが全て」という間違った認識に長く苦しめられた。