キルスタウンウッズ開拓団(キルスタウンウッズかいたくだん)、キルスタウンウッズ開拓支援社(キルスタウンウッズかいたくしえんしゃ)は、原大陸の開拓会社。
概要
アーバンラマ市出身の資産家ボニー・マギーが設立した、原大陸資本による新興開拓会社。
戦術騎士団本拠地の対岸にある資材輸送基地は原大陸の東方面における開拓事業の拠点であり、カーロッタ村に対する偵察拠点としての役目も果たしている。
ミストドラゴン号を始めとする8隻の外洋船を会社として保有している。
革命闘士の襲撃を受けて拠点が壊滅し、経営から身を退いたボニーに代わって姉のコンスタンス・マギー・フェイズがその跡を継いだ。現在はフィンランディ商会と業務を提携し、北西方面を中心に開拓事業を展開中。
経営実態
開拓事業においては効率を重視し、無駄な手間を省いている。馬車の修理は魔術士のスタッフに任せ、専門業者への発注による時間と費用の削減に成功している。他にも、各開拓村に輸送される資材は実際に使用されるまで貸与されている状態とし、使った時に代金を請求するシステムを導入、無駄買いによる赤字を解消させ、足りなくなった資材を柔軟に調達する仕組みを創り上げた。
しかし、開拓公社の例もあるように資材の盗難や代金の支払い拒否等が往々として発生するため、利益を守るために「物言わぬ黒い楽団」を始めとする私兵集団を組織している。
前社長のボニーは人事に関しては大雑把で、やる気があれば出自・経歴に関係なく登用してしまう。そのため、開拓地の前科者が自然と集まってしまい、革命闘士に対抗する必然性からか荒くれ者揃いとなり、周囲からはギャング団のような扱いを受けていた。コンスタンスが社長に就いてからは人事が整備され、以前ほど凶暴なイメージを持たれなくなった。