地動説
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地動説(ちどうせつ)とは、地上が移動しているという学説。
概要[編集]
キエサルヒマ大陸を内包する蛇の中庭と呼ばれる世界(=宇宙)には、太陽や月といった天体が存在し、それらの周期的な動きに由来して時間や暦が定義されている。そして、キエサルヒマ大陸が浮かぶ天体についても、同じように移動を行っているのではないか、と考える説がある。ただし、その詳しい論証や説派については不明である。
反論[編集]
この地動説に対し、レジボーン山脈の天人種族の遺跡「天人の処刑場」の調査におけるある報告が、その否定の材料として過去に何度か学会で取り上げられている。
その報告によると、ある日遺跡近辺の森に入った調査員が行方不明となり、その3日後、森の中で粉々になって死んでいる姿で発見された。その遺体の状況から、調査員はなんらかの方法によって遥か上空から落下したのではないかと見られ、後の推論では、事件当時、遺跡の番人に侵入者と見なされた調査員は、体内に重力を逆転させる魔術文字を埋め込まれて上空へと『落下』し、その後魔術が効力を失ったため重力に従って地上に帰還した、と説明付けられた。この事件において、死亡した調査員が発見された地点は、行方不明となった地点からそれほど離れていなかった。よって、地上は移動していないと考えることができる、というのが地動説否定の論旨である。