ヒュキオエラ
提供: オーフェンペディア
プロフィール | |
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種族 | 人間種族 (男) |
人種 | 王族 / 白魔術士 |
信仰 | 魔王崇拝 |
出身地 | キエサルヒマ大陸 |
誕生年 | 約200年前 |
声優 | 稲田徹 |
ヒュキオエラ王子(ヒュキオエラおうじ)は、およそ200年前に存在したキエサルヒマ大陸の王子、白魔術士。通称「悪魔の王子」。 オーフェン曰く、「赫々たるキワモノ」。
概要
王家の一族にありながら魔術士の歴史上においてもトップクラスの力を誇った伝説級の魔術士であり、現代では超一級の魔術士の一人に数えられている[1]。「一存在固定変換の秘法」(通称「存在の引き算」)と呼ばれる高度な白魔術の開発者の一人だが、術の完成に至るまでに多くの臣民がヒュキオエラの非道な実験の犠牲となり、それ故に人々からは「悪魔の王子」と畏怖された。
晩年、ヒュキオエラは実の娘である王女シビリアスが起こした反乱の末に捕らえられ、最後には貴族連盟の手により処刑された。この事件は後に王家が貴族によって滅亡へと追い込まれた貴族内革命の伏線となった。
記録にはヒュキオエラは死亡したと記されているが、実際には白魔術士として極まっていたヒュキオエラを殺すことはかなわず、その身を大陸西部の僻地に「封印」するに留まっていた。封印の施行はシビリアスが行い、その後シビリアスの子孫たちが代々「供養」という形でその役目を継承していた。
しかし、その末裔にあたる老婆が、さる事情から20年ほど供養を忘れてしまったため、ヒュキオエラは現代のトトカンタに復活を果たし、自ら存在を「成り下がる」ことでその対価として絶大な魔力を獲得する「存在の引き算」の法を操り、トトカンタの裏町の一角を火の海へと変えた。最初は石塊の姿で登場し、木人形→紙人形→ひも人形→糸人形→使用済み爪楊枝→広がったクリップ→消しゴムのカス→輪ゴムと次々に成り下がり、シビリアス曰く「伝説の勇者」であるところのオーフェンを苦しめたが、最後に「折れたマッチ棒」にまで成り下がったところでオーフェンに頭を摩られ、あっけなく燃え尽きた。
備考
- 強烈な魔王崇拝者であったことでも知られている。
- 短編集の口絵ではヒュキオエラの人間時の姿(イメージ)が確認できる。
声優
- 稲田徹
- ドラマCD : 魔術士オーフェン しゃべる無謀編3 (2013年)
脚注
- ^ 『リボンと赤いハイヒール』