ラグナロク砦
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ラグナロク砦(ラグナロクとりで)は、約300年前に天人種族によって築かれた戦砦。天人種族の遺跡。現在のキムラック市ユグドラシル神殿地下にあたる。
概要[編集]
キムラック教会の中枢であるユグドラシル神殿の地下に存在する遺跡で、ドラゴン種族と現出した女神の長きにわたる戦争において、最後の決戦となる「ラグナロク砦の戦い」の舞台となった場所。女神の降臨の余波を受け、砦全体が根こそぎ破壊されている。
歴史[編集]
ドラゴン種族と女神の戦争は、300年前のこのラグナロク砦において、天人種族の始祖魔術士オーリオウルがその身を呈して女神を結界の穴から外へと押し戻し、一旦の終結を見た。しかし、それから100年後、ラグナロク砦遺跡の調査に訪れたとされる人間(=ラモニロック)が、結界の穴から突き出していた女神の足を、興味本位からこちら側へと引きずりこんでしまい、その部分だけ女神が再び世界に顕現してしまう。そして、意図せず女神との邂逅を果たしてしまったラモニロックは、女神によって運命を剥ぎ取られ、人間種族の始祖魔術士となり、その後女神に命じられるままにその地に運命の三女神を拝する神殿(ユグドラシル神殿)を建造し、キムラック教会を起こしたという。
神殿を建造する際、このラグナロク砦跡を神殿の最奥の間「詩聖の間」とし、許可の無い者が立ち入ることを固く禁じた。
ラモニロックの正体[編集]
スウェーデンボリーの記憶を得たオーフェンにより、後日談『キエサルヒマの終端』において、ラモニロックは天人によって偽の記憶を刷り込まれ、始祖魔術士の役割を演じさせられたことが明らかになった。人間種族のルーツが巨人種族にある事を察知していた天人は、この事実を隠すべくセグワ・オリンプスの存在を捏造し、女神の監視のためにキムラック教会を建設したと考えられる。