偉大なる心臓
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偉大なる心臓村(いだいなるしんぞうむら)は、フェンリルの森の中に存在したドラゴン信仰者の隠れ里。
概要[編集]
教祖マクドガルによって統率されるドラゴン信仰者の村落。ディープ・ドラゴン種族の魔術を操る少女フィエナを村の「巫女」として祭っていた。村の名前として掲げられている「偉大なる心臓」とは、フェンリルの森の最深部にあるとされるドラゴン種族の「聖域」のことで、マクドガルが村の長に就任してから名付けられた。
元・キムラック教の教師であったマクドガルがこの村の教祖におさまった真の目的は、フィエナとドラゴン信仰者を率いて聖域に乗り込み、その力を手中にすることだった。しかし、使い魔としてフィエナと精神を共有していたディープ・ドラゴン種族の長アスラリエルはマクドガルの企みを看破しており、計画が実行に移される直前に村を襲撃し、村一面を根こそぎ焦土と変えた。
村の消滅後、村人たちはフィエナの先導によって近隣の村々に移住した。
歴史[編集]
この村の成り立ちは魔術士狩りの時代に遡る。元々は、天人種族が対魔術士用の戦力とするドラゴン信仰者を集めておく、言わば「生け簀」として機能する施設の一つだった。現在の村人は、その当時集められた人間たちの末裔である。森を徘徊するディープ・ドラゴンの脅威に脅え、村ごと転々と移動しながら暮らしていたが、3年前にキムラックを脱走したマクドガルが村に現れ、拳銃の密造によって村を発展させ、やがて村のリーダー、教祖としての地位を得るに至った。