岬の楼閣
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岬の楼閣(みさきのろうかく)は、執事養成学校。
概要[編集]
キースが執事としての訓練を受けたと述懐する施設。黒魔術の修行すらカリキュラムに組み込まれている節があるなど、詳細には不明な点が多い。所在は王都メベレンストのどこかとされているらしいが真偽は不明。
メンバーの姿格好は千差万別で、どう見ても執事に見えないものも多い。ケシオン・ヴァンパイアの子孫を匿っているのかヴァンパイアライズを発症しているメンバーも少なくない。しかし、メンバーは例外なく自分たちは「執事」であると自負している。そのため、魔術を使えても魔術士であるかは判別が難しくなっている。
疑惑[編集]
『無謀編』においても出身者(?)のキース・ロイヤルの奇行も相まって謎が多かったが、わたしの愛したスーパイではさらに真偽が怪しい伝説がささやかれていることが判明した。
マーリー・エバーラスティンによると、《岬の楼閣》は聖域の管理組織ともいわれ、王家を生み出し、貴族連盟を裏で操っていたともいわれていた。人間の魔術士を生み出す計画を主導していたともいわれ、白魔術を見出し、《霧の滝》を下部組織として抱えていたともされている。
そもそも《岬の楼閣》自体が正式な名前ではなく、メンバーとされる人物も秘密の合言葉を織り交ぜた意味不明なことを口にするため、余計に真偽が怪しくなっている。あまりにも潜伏しすぎるため、自分以外のメンバーさえも知らない。それだけに接触するには相当な根気を必要とし、《岬の楼閣》を知ろうとするものは何度となくふるいにかけられ、これはと思ったものに《岬の楼閣》の署名がされた謎の小包を相手に送るという。