音声魔術
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音声魔術(おんせいまじゅつ)は、人間種族の魔術士が扱う魔術の総称であり、黒魔術(くろまじゅつ)と白魔術(しろまじゅつ)に大別される。ここでは主に黒魔術について解説する。
概要[編集]
200年以上前、人間種族が天人種族(=ウィールド・ドラゴン種族)と血を交わすことでその素養を手にし、後にラモニロックが人間種族の始祖魔術士となった[1]ことで発現したとされる第7の魔術である。
音声魔術には「黒魔術」と「白魔術」という2種類のカテゴリーが存在し、黒魔術は「熱」や「波動」といった物理的なエネルギーや物質そのものを扱い、白魔術は「時間」と「精神」を扱う。または、黒魔術は「実在する事象」、白魔術は「実在しない事象」を操るとも言われる。白魔術は黒魔術よりもはるかに難度が高く、行使できる魔術士は極めて稀であるが、「白魔術こそが本当の魔術である」と主張する者もいる[2]。
ドラゴン種族の魔術と比較すると、黒魔術の威力はおよそ中ほどに位置付けられる。白魔術であれば、より上位の魔術とも対等以上に渡り合うことも可能である。
黒魔術[編集]
一般的に音声魔術とは黒魔術を指し、現存する人間種族の魔術士のほとんどは黒魔術士である。黒魔術には、エネルギーを発生させる構成(光熱波、火炎、放電)、物理法則を制御する構成(重力制御)、空間を変形させる構成(空間爆砕)、物質の情報を操作する構成(物質崩壊、意味消滅)などがある。チャイルドマン・パウダーフィールドは、黒魔術によって引き起こされる現象は最終的に「物質の崩壊」・「波動の停滞」・「意味の消滅」の3要素に収束すると理論付けている[3]。
媒体[編集]
音声(呪文)を媒体とする。発する呪文に定型や制約は無く、構成を正確にイメージとして伝えることさえ出来ればどんな内容でも構わないが、魔術の効果は術者の声が届く範囲に限定され、また声を出せない状況では当然魔術は使えない。
「声を発する」という制約は空気を振動させることが本義ではなく、あくまで声が持つ情報の力を利用して魔力を伝えているに過ぎない[4]。また、音そのものが消えた後も、短時間であれば魔術の効果を持続させることが可能で、その限界は数分程度である[5]。
主な構成[編集]
詳細は「黒魔術の一覧」を参照
白魔術[編集]
詳細は「白魔術」を参照
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ 後にラモニロックは始祖魔術士ではなかったことが発覚した。
- ^ 『魔術士オーフェンはぐれ旅 我が呼び声に応えよ獣』
- ^ 『魔術士オーフェンはぐれ旅 我が神に弓ひけ背約者(上)』
- ^ 『魔術士オーフェン・無謀編 顔を洗って出直しな!』
- ^ 『魔術士オーフェンはぐれ旅 我が命にしたがえ機械』