狙撃拳銃
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狙撃拳銃(そげきけんじゅう)とは、長距離からの狙撃を目的とした次世代の拳銃である。
概要[編集]
銃身内に弾丸に螺旋回転を加えるライフリング機構を施すことで、射程と命中精度、威力が飛躍的に向上した。従来の超至近距離での使用を前提とせざるを得なかった旧式拳銃の運用法を覆し、数メートル離れた距離から標的を狙い撃つという「狙撃」が可能となった。
ライフリングの技術は《牙の塔》のチャイルドマン・パウダーフィールドによって考案され、《塔》内で極秘裏に研究開発が進められたが、その技術は貴族連盟から間者として《塔》に派遣されていたチャイルドマン教室のコルゴンによって最接近領にリークされていた。
後に《牙の塔》と最接近領では、狙撃の概念をさらに推し進めた施条銃が開発・試作されている。
キエサルヒマ内戦への動きに連動し、王都では《牙の塔》製の狙撃拳銃であるヘイルストームの量産型が生産され、騎士軍の正式装備となっている。
20年経過した『第四部』では生産ラインが確立され、原大陸でも相当数が出回っている。反魔術士勢力はキエサルヒマ内戦時の横流し品を大量に買い取り、ベイジット・パッキンガムは交渉によって入手している。