ザムは、フィンランディ商会の従業員。
元はカーロッタ派の革命闘士で、〝削り殺し〟ザンドリフの部隊に所属していた。カーロッタの死後、統制を失った部隊は山賊まがいの集団と化したため、相棒のケールとともに脱走。粛清隊と連絡を取ろうとしたが、隊は事実上ベイジットの組織となっており、そのつてを経てフィンランディ商会に身売りされた。革命を志していた頃の信条はいまだ残っており、生活のためとはいえフィンランディ商会の一員として魔術士と共に働く日々に折り合いをつけられないでいる。