概要
口の悪い女主人だが、無一文のオーフェン一行を(雑用と引き換えに)宿に泊めてやったりと、面倒見のいい面も持つ。
かつて歌姫としてロッツ・ホテルに住み込みで働いてた頃、ホテルのオーナーの息子フィーン・ロッツ・ジュニアと恋におち、周囲の反対を押し切って結婚。遺跡研究者の卵であった彼と王都に行くことを決意し、二人は資金調達のためこれまで集めた研究資料を売ることにした。
しかし、フィーン・ジュニアがレジボーンでの研究の詰めとして「天人の処刑場」と呼ばれる遺跡の最深部に入った際に、遺跡の装置の誤作動による事故で命を落としてしまう。シーナは事故現場にあった機械が天人の蘇生装置だと知り、遺された研究資料を読み解きながら独力で装置を作動させ、フィーン・ジュニアの蘇生を試みるが、それは人の形を離れ、肉塊のような生物へと変貌するだけだった。それでも彼の命を繋ぎとめておくために、定期的に旅人を「猿」に襲わせ、材料としていた。
また、彼が戻ってきた時に当時の自分がいないと寂しがるだろうという理由から、自分の細胞を装置で培養してクローンを作り、養女のエリス・ショスキーとして育てていた。