概要
貴族連盟が抱える白魔術士の一人で精神士。精神体となってから数十年もの間消失を免れている稀有な存在であり、キエサルヒマ大陸において最も強大で優れた魔術士の一人に数えられる。
最接近領領主の屋敷に控え、コルゴン、ウィノナらと共に、領主アルマゲスト・ベティスリーサの側近として働く。
オーフェンを領主の計画の実現に有用な人材と考え、アイルマンカー結界の外へと消えたアザリーの情報をエサに、彼を最接近領へと導く。しかし、ダミアンの高慢不遜な言動や虚言を弄する手管がオーフェンに不信を募らせ、最終的には対立する。
ダミアンはオーフェンにチャイルドマン・パウダーフィールドのゴーストを差し向けるもあっけなく破られ、切り札を失ったことで自らの敗北を悟ってしまう。そしてダミアンが意思の力を弱めた瞬間、陰に潜んで機を伺っていたアザリーに力を全て奪い取られ、拠り所を失ったダミアンの自我は完全に消滅した。
人物
性格は非常に傲慢で、あらゆる人間を自らの手駒としか見ていない。精神士なので実体（肉体）を持たないが、姿を見せる必要があるときは短髪の壮年男性の姿を取る[1]。
自身の魔術やネットワークの技術に絶対の自信を持つ反面、それらが破られると非常に脆い。天然の支配者であるがゆえに絶対に誰かに支配されない人間（オーフェン、アザリー、コルゴン）は天敵であり、彼等を見誤ったことが敗因となった。
技能
ネットワークを操作する極めて高い技術を持ち、故意にネットワークを暴走させることで過去の情報を現実の物理力として召還する、いわゆる「ゴースト現象」を意のままに起こすことも可能とする。最接近領領主アルマゲスト・ベティスリーサなる人物も、ダミアンがネットワークから「人類の守護者」たる理想の人格を凝縮することで造り上げた人造人間であり、いわば実体を持つゴーストである。
白魔術
脚注
登場作品
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