第二世界図塔
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第二世界図塔(だいにせかいずとう)は、聖域内にある召喚機が設置された部屋。アイルマンカー玄室と並ぶ聖域の最中枢である。
概要[編集]
数百年前、聖域のドラゴン種族(主に天人種族)が運命の女神に対抗できる力を求めて魔王スウェーデンボリーの召喚を画策し、『世界書』の召喚後に使用不能となったタフレムの世界図塔に倣い、第二の世界図塔として聖域にこれを建設した。
当時伝説にのみ存在したスウェーデンボリーの召喚は、破滅を退ける方法を模索していた天人がすがった可能性の一つであった。「魔王化実験」とも呼ばれる召喚の儀式には、スウェーデンボリーの力を降ろす媒体として人間が用いられることになり、ケシオン・アレイクムという魔術士がその被験者となった。しかし、召喚された力の制御に失敗し、ケシオンは後に「ヴァンパイア」と呼ばれることになる魔獣へと変貌してしまい、後世まで語り継がれる大惨事を招く結果となった。
天人種族の滅亡後、聖域の管理を受け継いだ人間種族の司祭たちは、召喚を適切に行うための装置として、ネットワークに直結した人造人間(=ロッテーシャ)を造り出した。ところが、その装置が聖域から逃亡を図るというアクシデントが発生し、計画は白紙に戻された。
10年後、コルゴンによって聖域に連れ戻されたロッテーシャと、アザリー、アルマゲスト・ベティスリーサら3人の召喚術者が、オーフェンを媒体としたスウェーデンボリーの召喚を試み、第二世界図塔はついにその役目を果たすこととなった。
備考[編集]
『鋏の託宣』では、外観は高さが10メートル以上ある一枚岩のドーム状になっており、沈黙魔術でコンパクトに持ち運ぶ事ができる。内部は聖域と同様に全ての部屋と通路は細かく分離され、転移装置によって制御されている。マヨールが幽閉されたフロアは無限ループになっており、部屋を出て通路をどう回っても最初の地点に戻る仕組みになっていた。