スクルド号
提供: オーフェンペディア
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スクルド号(スクルドごう)は、帆船。外大陸開拓計画で使用された大型開拓船である。
概要
赤光帝48年頃、キエサルヒマ大陸外洋の新大陸の発見と開拓を目的として建造された。人類史上前人未踏であった大陸外洋を、帆のみで航行することを想定して設計された最初の外洋船であり、アーバンラマで発足した外大陸開拓計画の要となった。
未知なる航海にも耐え得るよう、建造計画には万全が期され、アーバンラマが保有する造船技術の粋と膨大な資金が惜しげも無く注ぎ込まれている。帆船ではあるが従来の蒸気船と同様に蒸気機関による動力も搭載している。以後建造される外洋船の基本ベースとなり、愛しいふわふわ号はスクルド号の後継にあたる。
「スクルド号」の名称は、運命の三女神の末妹で「未来」を司る女神スクルドに因み、大半がキムラック教徒で占められていた開拓団の拠り所となるシンボルとしてオーフェンが命名した[1]。
歴史
幾度かの実験航海を経た後、第二次開拓事業団(通称「サルア計画」)を乗せ、アーバンラマを出航した。船長を務めたキース・ロイヤルは指針の無い未知の海を果敢に切り開き、開拓団を無事新大陸に送り届けるという偉業を成し遂げた。その後、スクルド号はキエサルヒマ大陸と新大陸を繋ぐ連絡船として運用された。
開拓黎明期の大陸間交通を支え続けた名船だったが、神人種族メイソンフォーリーンとの交戦の際に沈没[2]。スクルド号の名は伝説として残った。
脚注
- ^ キースが考えていた船名は「漂流窒息丸」
- ^ 『モツ鍋の悲願』秋田禎信BOX解説より