マルカジット
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プロフィール | |
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種族 | ゴースト (女) |
出身地 | 原大陸 |
マルカジットは、合成人間。
概要[編集]
エッジがローグタウンへの道中に出会った金髪の少女。ネットワークから合成された人造人間であり、フィンランディ三姉妹の同調術の歪みが原因となって「現出」した。そのためか、ラッツベインとラチェットのどちらにも似ている。
複雑化した世界を仕切り直すためヴァンパイアを全滅させることが目的と公言するが、その真意はまだわからない。本人曰く、「都合よくパーフェクトリーに物事を解決してくれる仕組み」だが、まだ「完成」には至っておらず、そのためにはエッジを始めとする多くの魔術士が必要であるとしている。
しかし、複雑化した世界を仕切り直すということは即ち『魔王』を生み出すことであり、新たな世界創造主あるいは世界離脱者を見出すことが目的だったと思われる。そのための鍵とされるのが《魔王の鋏》であるオーロラサークルであり、その担い手となるものを探していた。
原大陸における戦乱の当事者たちと次々と邂逅し、魔術士社会からはみだされたベイジットこそが次の『魔王』と見定める。そのためマルカジットが危険であることを悟ったマヨールとラチェット達一行は完全消滅させようとするが、多くの魔術士のデータを収集して強大化したゆえに歯が立たなかった。が、シマスがスウェーデンボリーを取り込んで魔王術では消去できない存在となり、術に失敗して精神のバランスが崩れた隙を狙ったラチェットの渾身の魔王術で手に入れた力をすべて奪われる。せめてオーロラサークルは使わせようとベイジットが最も苦手とする母レティシャに化けて洗脳を図ろうとするが、マヨールに促され母の実像と向き合ったことでそれも失敗に終わった。オーロラサークルを奪われたことですべてのよりどころをなくし、マルカジットは消滅した。
技能[編集]
異常なほどに洗練された魔王術を使いこなす。代償は不明(無いように見える)。また、直に会った魔術士の強さを分析することで自らの魔術の精度を高めることができる。カーロッタ・マウセンはこの特性を「魔術の結末」と評し、「魔術士の制御以上に制御された魔術が、望んでもいない未来を勝手に果たす装置に行き着くであろう姿」と説いた。