派遣警察隊（はけんけいさつたい）とは、原大陸の司法組織である。
概要
ラポワント市に本部を置き、原大陸における人間領全域の治安を統括して管理する警察組織。元キエサルヒマ大陸派遣警察の派遣警察官コンスタンス・マギー・フェイズが総監を務める。組織の規範はキエサルヒマ大陸の派遣警察を踏襲していると思われる。
開拓黎明期においてカーロッタ派の襲撃から開拓隊を護衛したサルア派の警護団「メッチェン隊」を前身としており、幹部にはメッチェン隊の出身者やその縁者が多い。そうした経緯から現在もラポワント市との繋がりが強く、市長であり実質的な派遣警察隊の長であるサルア・ソリュードの私兵と揶揄される向きもある。
規模においては大統領邸が有する軍警察には劣るが、革命闘士や壊滅災害を想定して屈強な精鋭部隊を組織しており、対魔術士用の装備を固めた特殊部隊や拳銃隊を保有している。
主な活動
原大陸の各地の自治体の枠を超えて、反社会活動を取り締まる。当然、革命闘士と交戦する事も多く、戦術騎士団と連携して対処にあたっている。しかし、活動の大本が開拓を維持するための自警団であるため、魔術士と資本家、開拓民との間で板挟みになっており、バランスの問題から魔術士社会とは馴れ合わないという建前をとっている。