概要
カーロッタ村の顔役の老人。キエサルヒマ大陸でのキムラック崩壊後、カーロッタ・マウセンと共に原大陸に渡り、キムラック村(現カーロッタ村)の創立に関わる。カーロッタが村長としての務めにほとんど無関心を貫いていたため、長くその代行的な役割を務めていた。カーロッタの死後はペネロピを新たな村長として擁立し、自らはその相談役としての立場に収まることを選んだ。
カーロッタ村の行く末を憂いていおり、若い者たちの未来を繋げるため、独断でフィンランディ商会と取り引きを行う。
人物
多くのキムラック教徒の例に漏れず彼も魔術士を嫌悪しているが、その理由は信仰などの教条主義的な理由だけでなく、魔術は独占の最たるものであり、天人種族との〝血筋〟によって独占しているからだと持論を述べていた。
サルア・ソリュードとはキムラック教師時代から旧知の間柄であるが、現在の王を〝僭称〟するサルアに対しては侮蔑の感情を抱いている。