神化(しんか)とは、生者がその所属する世界から解脱し、世界を越える、あるいは世界の理と一体化する現象である。
概要編集
人間種族が秘める「変化」の可能性の最終到達点の一つ。精神化によって肉体の束縛から解放された者が、さらに精神の束縛からも解放された状態とされる。常世界法則との一体化、あるいは悟りの境地とも言える。
神化によって世界を捨て去った人間は「世界離脱者」(ウォーカー)と呼ばれる。とある異世界で神化を行い、蛇の中庭の創造主となったスウェーデンボリーは、その後、常世界法則の解明と半一体化を為したドラゴン種族の始祖魔術士たちを指し、「神化に至りきれなかった自身の稚拙な模倣」と切り捨てている。
神人種族もこの神化によって、常世界法則に戻ろうとしている。
「全物質の存在しない純粋可能性のみの状態と化すこと」とも表現される。純粋可能性とは天使と悪魔を制御できる存在であり、故に真に全知全能の存在とされる。また神化の際、人化とはちょうど対極的に、質量はゼロを通り越してマイナスになるという。