ラグナロク砦の戦い
提供: オーフェンペディア
ラグナロク砦の戦い(ラグナロクとりでのたたかい)は、およそ300年前にキエサルヒマ大陸北部で起こった、ドラゴン種族と運命の女神の戦いである。
背景
1000年前、破滅した巨人の大陸からキエサルヒマ大陸へと逃げこんだドラゴン種族たちは、始祖魔術士による対女神障壁、アイルマンカー結界によって、女神の大陸への侵入を阻んでいた。しかし、始祖魔術士の見込みに反して、結界には僅かな「綻び」が生じ、女神はその隙間から魔獣と呼ばれる神の下僕たちを次々と送り込んだ。
決戦
300年前、結界の綻びからとうとう女神自身(現在の女神ヴェルザンディ)が降臨した。ドラゴン種族と女神の直接決戦は、大陸全土を巻き込んだかつてない規模の大戦争となった。また、時期を同じくして外洋からキエサルヒマ大陸に漂着していた人間種族は、この戦火に巻き込まれたことで、それまで持っていた種族の文明を全て失い、原始のレベルにまで退行してしまったという。
大戦争の最終決戦の場となったのが、大陸の北端部に築かれた戦砦、ラグナロク砦である。最後の戦いは熾烈を極めたが、天人の始祖魔術士オーリオウルがその身を賭して女神を結界の外へと押し戻し、さらに結界の穴を自らの体によって塞ぐことで、戦いを終結へと導いた。
この一連の戦争によって、一時はキエサルヒマ大陸全土が焦土と化した。