バジリコック
提供: オーフェンペディア
バジリコックは、現出した女神ヴェルザンディによってキエサルヒマ大陸に放たれた魔獣の一つ。通称「砂の獣王」。
概要[編集]
約1000年前、ドラゴン種族を滅ぼすために女神がアイルマンカー結界の抜け穴からキエサルヒマ大陸内に遣わした最初の魔獣。伝説には「その眼差しの毒によりて民を殺す」とあり、バジリコックの視線は一瞥しただけで地表を砂漠へと変え、人は魂までも消し飛ばされたと伝えられる。
バジリコック砦の戦いで天人種族に撃退されたが、戦いが終結する頃には天人の半数以上が命を落とし、その中には種族の全ての雄が含まれていたという。そのため、天人種族は子孫を残す術を失い、また生き残った者もバジリコックの猛毒に侵され、天人の種としての寿命は著しく縮むこととなった。
天人種族が蝕まれたバジリコックの毒は、交配実験によって天人の血を引くことになった人間種族の魔術士らにも受け継がれてしまい、後に勃発する魔術士狩りの火種となった。