ミラン・トラム
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プロフィール | |
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種族 | 人間種族 (男) |
人種 | 黒魔術士 |
出身地 | キエサルヒマ大陸 |
誕生年 | 赤光帝27年頃 |
年齢 | 20歳頃 - はぐれ旅 |
ミラン・トラムは、キエサルヒマ大陸の黒魔術士、暗殺技能者。《牙の塔》ウオール教室出身。最高執行部の長老。通称「ハイドラント」(消火栓)。
概要[編集]
特殊なマスクで顔の左半分を隠した美青年。オーフェンとは同世代だが、その若さで《牙の塔》最高執行部の一員に抜擢され、ゆくゆくは幹部候補とまで囁かれる《塔》屈指の実力者である。
5年前、執行部の命令によりオーフェンの《十三使徒》入りを妨害する任務を負って王都に派遣されるが、ミランの挑発[1]に激怒したオーフェンの暴行を受け、顔面の左半分をこそぎ取られるという半死半生の憂き目を見た。その経緯から、現在に至るまでオーフェンに対し強い憎悪をたぎらせていた。
オーフェンがタフレムに戻ってきたことを知ったミランは、かつての師であるウオール・カーレンの計画に加担するように見せ掛け、機に乗じて過去の雪辱を晴らそうと目論んだ。しかし、5年のブランクを経てもなお暗殺技能者としてミランよりも一枚上手だったオーフェンに返り討たれ、再び辛酸を舐めさせられる結末となった。その直後、フォルテにウォール・カーレンを告発する書類にサインさせられ、弱味を握られることになった。
人物[編集]
《塔》の魔術士の中でも最エリートにいるためか、取り分け高慢な振る舞いを取っている。両親を狂信的な集団に責め殺されたという痛々しい過去を持っているためか、任務よりも私怨を優先する傾向があり、特にドラゴン信仰者のような集団を憎悪している。[2]
技能[編集]
魔術の技量はオーフェン以上と豪語し、またオーフェン自身もそれを認めていた。しかし、それゆえに慢心も強く、オーフェンの土俵に持ち込まれると逆に付け入られるなど脇が甘いところがあった。
黒魔術[編集]
関連人物[編集]
備考[編集]
- 「ハイドラント」(=消火栓)の通称の由来は、「どこにでもいる」ことから。
- 作者曰く、草稿時の名前は「コケモモ」。[3]
登場作品[編集]
脚注[編集]
- ^ 「オーフェンはアザリーを殺すために育てられた」という風説を突きつけた。
- ^ ウォール・カーレンの命令でドラゴン信仰者の集会を襲った際の虐殺も、偽装目的だけでなく私怨を晴らす目的もあったと思われる。
- ^ 『無謀編6 自分がイヤにならねえか?』 あとがき P.264より