プロフィール | |
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種族 | ディープ・ドラゴン種族 |
出身地 | 聖域 |
声優 | 吉田古奈美 |
レキは、ディープ・ドラゴン種族。
概要編集
ディープ・ドラゴン種族を統率する族長アスラリエルの子。フェンリルの森で出会ったクリーオウに懐き、「レキ」と名付けられてオーフェン一行と旅を共にすることになる。基本的にクリーオウとだけ意思を交わし、命じられるままに暗黒魔術を行使する。まだ赤子とはいえ魔術の威力は想像を絶し、オーフェンやマジクは理不尽な災難を被ることも度々あったが、クリーオウの窮地を救うことも多かった。
森を出る前、レキはアスラリエルからキムラックの女神を偵察するという重大な任務を与えられており、クリーオウはそのための使い魔となっていた。キムラックを抜けた後、ナッシュウォータで邂逅したライアン・スプーンは、レキが自分と同様に聖域のために働く聖域外聖域戦力「ドッペル・イクス」であることを指摘し、既に役目を果たし終わったレキを聖域に連れ戻そうとした。しかし、この時に至るまでにクリーオウと必要以上に精神を共有し過ぎていたレキは、ディープ・ドラゴンには本来存在しないはずの自我を芽生えさせており、ディープ・ドラゴンの「全」としての意思が大きく揺らいでいた。アーバンラマで再びライアンの襲撃を受けた際には、同胞と戦わずにクリーオウを護るため、互いの精神を交換することでクリーオウに自分の体を譲渡するという無茶な手段を採った。
女神との決戦の時が来れば全ディープ・ドラゴン種族を率いて戦う次代の「アスラリエル」となる宿命を背負っていたレキだったが、最終的には種族の意思よりも盟約とクリーオウの願いを優先し、自分自身を群れから切り離すことで「個」として生きることを選択した。その結果、レキはアスラリエルの名を継承しないまま成体となり、歴史上最初で最後の個の意思を持つディープ・ドラゴンとなった。
オーフェンたちを聖域に導く役目を終えたレキは、今まさに降臨せんとする女神の下に集った他のディープ・ドラゴン種族と合流し、オーフェンがアイルマンカー結界を破壊するのと同時に、一斉に女神に捨て身の攻撃を仕掛けた。この戦いで全滅したと見られたディープ・ドラゴン種族だったが、奇跡的に幼生の一頭だけが生き残り、オーフェンからその子ドラゴンを受け取ったクリーオウは、再びレキと名付けた。
その後編集
レキは『第二部』のエンディングから目覚めることなくクリーオウの元で過ごし、彼女がオーフェンを追う道中も大事にして連れられた。エド・サンクタムに拘束され、成す術なく絶望しかけたクリーオウが、転生後初めてその名を「レキ」と呼んだことで(文字通り)覚醒し、牛ほどの大きさにまで成長する。この時確認された瞳の色は黒で、このレキがフェンリル種族でありながらディープ・ドラゴン種族としての魔術の力を失ったことが示されている。
新シリーズ編集
『第四部』では、マヨール・マクレディとその妹ベイジット・パッキンガムによって、フィンランディ家の「飼い犬」が末娘のラチェットを背に乗せるなどして団欒に交じっているところを確認されている。その体毛は黒色で、吠えることも、体温の発散もしておらず、またフィンランディ夫人がクリーオウであることが明らかになっているように、この飼い犬がレキである事も判明した。
第四部に入ってからのレキは自我の芽生えが顕著であり、フィンランディ一家に害をなすものやいけすかない人間に対して嫌がらせをしたりしている。 フィンランディ一家の前では利口で役に立つ賢い犬だが、マジクが散歩に連れて行く時だけわざと湖に潜ったり、マジクがピンチの時にわざわざ頭突きしに行ったりと、飼い主が見ていないところでマジクで遊ぶためマジクからは相変わらず「悪魔の犬」呼ばわりされており、マジクをからかっている時は生き生きと、とても楽しそうにしているとの事。ラッツベインに「犬って汚いですもんね。ノミとかいて」と言われた際は傷ついてショックを受けたり、ラッツベインの恋話に切なそうな顔をしてかぶりをふったりと高い知性と感情をかなり表に出すようになっている。
魔術編集
声優編集
- 吉田古奈美
- 魔術士オーフェン (1998年 - 1999年)
- 魔術士オーフェンRevenge (1999年 - 2000年)
脚注編集
登場作品編集
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