プロフィール | |
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種族 | 人間種族 (女) |
信仰 | キムラック教 |
出身地 | キムラック市 |
誕生年 | 赤光帝23年 |
年齢 |
24歳 - はぐれ旅 47歳頃† - 新シリーズ |
血液型 | A型[1] |
身長 | 159cm[1] |
体重 | 50kg[1] |
声優 | 松浦チエ |
メッチェン・アミック(メッチェン・ソリュード)は、キムラック教会の死の教師の一人。外大陸開拓計画の開拓団警備隊指導員を経て、新シリーズでは原大陸ラポワント市市長夫人。
概要
二十代前半の女性剣士。常に頭に巻き付けている水色のバンダナが特徴。同僚のサルア・ソリュードと同じく、キムラック教会の閉鎖主義的な教義を外部にも開放すべきと考えるいわゆる「改革派」の一人で、現体制の打破のため、その根源であると見なす死の教師のトップクオ・ヴァディス・パテルの謀殺を企んだ。
経歴
10年前、死の教師だったメッチェンの父親がユグドラシル神殿に侵入したチャイルドマン・パウダーフィールドに殺害され、メッチェンは空席となった死の教師の枠に後任として収まった。死の教師としての戦闘訓練だけでなく聖職者としての修行も積んでおり、正式な教師の資格として説法の免許ももらっている。
遺跡の調査任務のため、盗掘団を装ってカミスンダ劇場へ侵入していたところにオーフェン一行と鉢合わせる。劇場の番人である人形に捕らえられ、一時は生命の危機にも曝されたが、クリーオウの機転によって救われる。その後、救助に対する見返りの意味も含め、オーフェンたちにキムラック市の中心部への案内役を買って出る。
キムラックに戻ると、クオの副官であるカーロッタ・マウセンの寝床を襲うも逆に返り討ちにされ、右腕を負傷。後に重い後遺症を負った。
ユグドラシル神殿での戦いの末、クオの殺害と言う当初の目的は果たされたものの、その後のカーロッタとの戦いに敗れ、結果としてクーデターは失敗に終わる。教会から背約者として手配されるお尋ね者となってしまったため、サルア、オレイルと共に逃避行の旅に出る。
その後
キムラック崩壊後、外大陸開拓団(キムラック難民)の指導者役を引き受けたサルアに追従し、自らも開拓民の警備指導役として計画に参加。スクルド号で原大陸へ渡る。開拓民の警護団は彼女の名をとって「メッチェン隊」と名づけられ、原大陸派遣警察隊の前身となった。
開拓計画のスポンサーへの配慮から、アーバンラマでサルアと籍を入れ、ソリュード姓に改めている。負傷した腕はかろうじて動くようにはなったものの、まだ後遺症が残っている。
原大陸時代
『第四部』では、市長夫人として原大陸ラポワント市に在住。殉職した戦術騎士団のアムサスの葬儀の際には夫のサルアとともに参列した。
新シリーズ
リベレーターの襲来と革命闘士の扇動によるラポワント市の暴動においては、夫サルアとともに対応にあたっていたが、カーロッタが放った刺客に襲われ命を落とした。
人物
同胞のサルアについては、スポンサーへの配慮とはいえ入籍した事から考えて悪くは思っていない様子。武器は死の教師のシンボルであるガラスの剣は使わず、自前の片刃の剣を愛用。子供の頃、キムラックの風土病である黄病にかかり瀕死となったほか、不妊にもなった。また、高所恐怖症である。
情が深い性格で、任務で同行させた盗掘団が犠牲となった時は彼らの墓を建ててあげている。キムラック教徒としては魔術士に比較的寛容だが、オーフェンからスウェーデンボリーの力から得た知識を聞きたいかと持ちかけられた時はさすがに断った。
関連人物
- クオ・ヴァディス・パテル - 師
- サルア・ソリュード - 同僚、夫
- オレイル・サリドン - 同僚
声優
- 松浦チエ
- ドラマCD : 魔術士オーフェンはぐれ旅 キエサルヒマの終端 (2012年)
脚注
- ^ a b c 『エンサイクロペディア魔術士オーフェン』
登場作品
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