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[[ラポワント市]]が[[カーロッタ派]]との全面対決を決定すると、戦後の処遇を巡って市長側と秘密裏に交渉を始める。強硬姿勢を貫くオーフェンに従い続けていたら騎士団員は全員死刑台送り、魔術士は再び奴隷へ逆戻りになりかねない状況を前にマジクと共謀して市長側への投降と編入を決定する。
 
[[ラポワント市]]が[[カーロッタ派]]との全面対決を決定すると、戦後の処遇を巡って市長側と秘密裏に交渉を始める。強硬姿勢を貫くオーフェンに従い続けていたら騎士団員は全員死刑台送り、魔術士は再び奴隷へ逆戻りになりかねない状況を前にマジクと共謀して市長側への投降と編入を決定する。
  
戦乱終結後は総司令のマジクを[[サルア]]市王の顧問に据え、自身は戦術騎士団の総司令に就任。戦術騎士団を「'''市王戦術魔術士団'''」に改名する事を決定した。
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戦乱終結後は総司令のマジクを[[サルア]]市王の顧問に据え、自身は戦術騎士団の総司令に就任。戦術騎士団を「'''市王戦術魔術士団'''」に改名する事を決定した。<ref>正式な変更名が決定する前は「'''クレイリー魔術士団'''」と揶揄されていた時期もあった。</ref>スウェーデンボリー魔術学校を閉校し、その上で市王戦術魔術士団本部を兼ねた魔術士養成学校の設立を決定する。戦乱で崩壊した校舎を改修・増築し、戦闘訓練も可能な練習場の建設も計画している。
  
 
原大陸の情勢が一通り落ち着いた頃、魔術士に対する逮捕を含めた不当な制限措置を取り除くべく、サルア市王たち市議会と交渉を行う。訴えは聞き届けられたが、市議会は同時に市王への圧力を含め[[王権規律隊]]という魔術士の逮捕権を持った内部機関の設立も決定した。<ref>これは魔術士に対する新たなる不当な制限措置と一概に言い切れるものではなかったが、運用次第ではそうなりかねず、場合によってはクレイリーの離反もあり得たとマジクは警告している。</ref>
 
原大陸の情勢が一通り落ち着いた頃、魔術士に対する逮捕を含めた不当な制限措置を取り除くべく、サルア市王たち市議会と交渉を行う。訴えは聞き届けられたが、市議会は同時に市王への圧力を含め[[王権規律隊]]という魔術士の逮捕権を持った内部機関の設立も決定した。<ref>これは魔術士に対する新たなる不当な制限措置と一概に言い切れるものではなかったが、運用次第ではそうなりかねず、場合によってはクレイリーの離反もあり得たとマジクは警告している。</ref>

2022年9月29日 (木) 19:17時点における最新版

プロフィール
種族 人間種族 (男)
人種 黒魔術士
出身地 タフレム市
年齢 40代頃 - 新シリーズ
声優 最上嗣生

クレイリー・ベルムは、原大陸黒魔術士魔術戦士戦術騎士団の騎士教官を経て総司令、スウェーデンボリー魔術学校の教師、副校長を経て校長。

概要[編集]

スウェーデンボリー魔術学校における親校長派の筆頭教師で、戦術騎士団の隊員も兼任する。騎士団内でのコードネームは「マンイーター」。

タフレム市出身。若い頃は《牙の塔》で学び、フォルテレティシャアザリー姉妹とも多少の面識があった。年齢は不明だが、マヨール曰く「見た目ではオーフェンとそれほど変わらない」程度。

上司であるオーフェンに対して露骨に媚を売るため、周囲からは「おべっか屋」などと揶揄され、本人もそれを否定しない。周囲には自分がオーフェンの右腕であることをこれ見よがしにアピールし、いずれ校長の職を引き継ぐのは自分しかいないと豪語する。

原大陸時代[編集]

副校長職の設置とその自薦を事務に請求していたが、オーフェンから直々に却下され、その代わりとして後に騎士団の教官に推薦された。しかし3年後には念願の副校長の椅子を獲得した模様。

新シリーズ[編集]

捕虜の尋問中、復活したシマス・ヴァンパイアによる魔王術記録碑破壊に巻き込まれ、重傷を負う。幸いにも一命を取り留めたものの、右腕を失い、両足には重い後遺症が残ったため、以後は車椅子での生活を余儀なくされた。基本的に魔王術による肉体の再生は禁じられているが、これほどの重症でもなお、それを順守できているのは本人の自制心によるところが大きい。

オーフェンが議会に拘束された事に伴い、後任として校長に就任。騎士団の指揮とリベレーターへの対策、ローグタウンから避難してきた生徒の家族の受け入れのために奔走する。役職と負傷の関係から内勤が多いが、単独での戦闘もこなす。

ラポワント市カーロッタ派との全面対決を決定すると、戦後の処遇を巡って市長側と秘密裏に交渉を始める。強硬姿勢を貫くオーフェンに従い続けていたら騎士団員は全員死刑台送り、魔術士は再び奴隷へ逆戻りになりかねない状況を前にマジクと共謀して市長側への投降と編入を決定する。

戦乱終結後は総司令のマジクをサルア市王の顧問に据え、自身は戦術騎士団の総司令に就任。戦術騎士団を「市王戦術魔術士団」に改名する事を決定した。[1]スウェーデンボリー魔術学校を閉校し、その上で市王戦術魔術士団本部を兼ねた魔術士養成学校の設立を決定する。戦乱で崩壊した校舎を改修・増築し、戦闘訓練も可能な練習場の建設も計画している。

原大陸の情勢が一通り落ち着いた頃、魔術士に対する逮捕を含めた不当な制限措置を取り除くべく、サルア市王たち市議会と交渉を行う。訴えは聞き届けられたが、市議会は同時に市王への圧力を含め王権規律隊という魔術士の逮捕権を持った内部機関の設立も決定した。[2]

人物[編集]

典型的な自慢屋であり、気合いの入った腰巾着。高給取りであることを鼻にかけるだけでなく、立場を利用した汚職にも手を染め、私服を肥やしている。オーフェン曰く「それに見合うだけの仕事はしている」ため、あえて見逃されているという。ただし、その汚職癖から副校長の頃は内部的な役割に専念させられており、対外的な役割はほとんど持たされていなかった。その一方で自分の仕事には人一倍責任を持っており、仲間のためには自ら最前線に立つことも、一生ものの負傷を負うことも厭わない。

コードネームであるマンイーターは若い頃の勇猛果敢な殺し屋としての戦いぶりから「肉食獣」という意味で付けられた名前だったが、近年では別の意味で呼ばれるようになった。

同僚のマジクラッツベインエッジからその汚職癖を毛嫌いされているが、一方でマジクから有事の際の有能さを信頼されてもいる。マジク曰く「肝心な時に役に立たない奴ならとっくに殺している」との事。反面、エッジからは「自分の領分を守るだけの根っからの軟弱野郎」と酷評されている。ただし、それはものの値段と自分の懐具合を弁えているからであり、過ぎたものには決して手は出さない。その代わり、身の丈に届くなら我慢はしない。 戦術騎士団時代の上司だったオーフェンもクレイリーの汚職・横領癖は当然把握していたが、「汚職癖を見過ごしてでも使う価値はある」とあえて見過ごしていた様子。

いざ念願の校長に就任すると、今度は逆に気を使わなくてはならない相手が増え、周囲にお世辞を使うようになった。

マジクとエド・サンクタムとはそりが合わないが、騎士団のトップである二人に面と向かって意見を述べあえる数少ない一人でもある。

技能[編集]

性格から受ける俗物的な印象とは裏腹に、魔術戦士としての肩書きに偽りは無く、有事の際の判断力も一流と言える。魔王術の使い手の一人でもあり、神人対抗措置執行判定の投票権を持つ。

また意志力も相当なものがあり、右耳から片目にかけた裂傷、右腕喪失、両足の後遺症が残るほどの重度の骨折を受けてもなお、再生をせず、オーフェンにごまをする意志力を見せた。後に、最低限動ける程度には治癒したが、それ以上治すのは状況が落ち着いてから考えると漏らしていた。

汚職に手を染めていた分、議会にも顔が利き、スウェーデンボリー魔術学校がオーフェン拘束直後に議会に乗っ取られなかったのも彼の手腕による。

黒魔術[編集]

関連人物[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 正式な変更名が決定する前は「クレイリー魔術士団」と揶揄されていた時期もあった。
  2. ^ これは魔術士に対する新たなる不当な制限措置と一概に言い切れるものではなかったが、運用次第ではそうなりかねず、場合によってはクレイリーの離反もあり得たとマジクは警告している。

声優[編集]

登場作品[編集]

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