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コンスタンス・マギー

提供: オーフェンペディア

コギーから転送)
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プロフィール
種族 人間種族 (女)
出身地 アーバンラマ市
誕生年 赤光帝26年
年齢 21歳 - 無謀編
44歳頃 - 新シリーズ
血液型 AB型[1]
身長 162cm[1]
体重 44kg[1]
声優 飯塚雅弓 / 高橋美佳子

コンスタンス・マギーは、キエサルヒマ大陸原大陸派遣警察官派遣警察派遣二部を経て、新シリーズでは原大陸派遣警察隊の長官を経て、キルスタンウッズ開拓団の社長。マギー家の一族。愛称は「コギー」。

概要[編集]

無謀編』シリーズのヒロイン。ひょんなことからトトカンタに駐在することになった派遣警察官。階級は二等官(後に三等官に降格)。歳不相応な童顔に、編んでまとめた後ろ髪とブルーのダブルのスーツがトレードマーク。

ボルカンの逮捕という些末な任務に2年間も手間取っていたことを始めとし、大陸司法の最精鋭たる派遣警察官としてあるまじき失態の数々から、周囲には「無能警官」とあだ名される。トトカンタ支部に配属されてからは事あるごとにオーフェンに手伝いを頼み込みに来るものの、自ら足を引っ張ることによる自爆・自滅は当たり前で、まともに任務をやり終えたことは皆無に等しい。オーフェン曰く、「ドジでマヌケが服を着て歩いている」。

直属の上司はダイアン・ブンクト部長刑事。コギーが失敗を重ねるたびに彼女に手厳しい処罰を与えている。

経歴[編集]

アーバンラマの大実業家、故フレデリック・マギーの次女として生まれる。ハイスクール時代、父に恨みを持っていた元従業員に誘拐され、ある派遣警察官[2]に救出された出来事をきっかけに、自身も派遣警察官を志すようになり、警察学校に(親のコネで)入学[3]。在学時の成績(ペーパーテスト)は非常に優秀で、「神童」、「防犯の女神姫」、「親の七光り」などと呼ばれていたという。

19歳で警察学校を卒業し、派遣警察にキャリア組として二等官配属される。通常、卒配の階級は三等官が基本であり、直近数年の間に初配属で二等官待遇を受けた女性警官はコギー一人であったため、後に派遣警察本部のラッセル・ロウフル一等官に将来の部下候補として目を付けられることになった。

無謀編[編集]

21歳の頃、大陸各地で軽犯罪を重ね続ける流浪人ボルカノ・ボルカンを追い、トトカンタへとやってきた。捜査のため現地協力者として徴用したオーフェンの助けを借り、配属から2年でようやく任務を初完遂する。この一件が上司の目に留まったことが転機となり、コギーはそのままトトカンタ支部に編成される。

その後の度重なる失敗の末、とうとう二等官から三等官に降格[4]。コギーが所属する派遣二部の予算に「無能警官損害弁済費」なるものが編成されたこともある。そのあまりの無能ぶりにつけられた異名は数知れず。逆噴射式迷惑無能警官、給料泥棒、体力なしの竹ひご女、超有能無能者、車海老びっくりの逆はね警官、折れ釘警官などなど(命名者は主にオーフェンとダイアン)。

ダイアンからはひたすら邪険に扱われ、デスクワークに回される、市警察に出向させられる、果てしなく意味の無い作業を命じられるなど、捜査任務から遠ざけられることもしばしば。何度か本部転属のチャンスを得るも、ことごとく逃している。

トトカンタ支部赴任から約半年後[5](オーフェンがはぐれ旅に出る約半年前[6])、ボニーキースと共に故郷のアーバンラマへと帰っていった。

その後[編集]

派遣警察を退職し、姉のドロシー・マギー・ハウザーが監督する外大陸開拓計画の警備主任を務める。また、ドロシーが経営するカーマディ&フレデリック工房の技師エリオット・フェイズと結婚しており、「マギー・フェイズ」に改姓している。

原大陸開拓時代[編集]

夫と共に開拓団に同行し、原大陸ローグタウンに移住。後にラポワント市派遣警察隊本部を設立し、長官(総監)の地位に就く。

30歳頃に第一子サイアン・マギー・フェイズをもうけている。

新シリーズ[編集]

サイアンとオーフェンの娘ラチェットが幼なじみであるため、家族ぐるみの付き合いは今も続いているが、政治的には立場上の問題もあって一歩引いて付き合っている。リベレーター襲来後は対応に追われ、まともに家へ戻れない日が続いている。

ガンズ・オブ・リベラルの陥落後、今回の壊滅災害を含めた今後を協議すべく、ラッツベインエッジを交えて旧知のマジクと面会。戦術騎士団の全権と避難民の保障、反魔術士団体への監視等の見返りに、派遣警察隊の監視と人員の立ち入りを容認させた。

ラポワント市とカーロッタ派が全面対決を始めるに先立ち、騎士団の市民軍への編入を巡って総監を罷免される。キルスタンウッズ開拓団が革命闘士の襲撃を受けて壊滅状態となり、その責任をとって妹ボニーが経営者の座を退いたため、後任として社長に就任。フィンランディ商会と業務を提携し、北西方面を中心に開拓事業を展開している。

人物[編集]

趣味はオカルト、ショッピング。ウサギ型のメモ帳やネコ柄のパジャマなど、身の回りの日用品にはファンシーなものを好んで使っている。

現場での任務は失敗ばかりだが、勉強(座学)はできるほうで、特に難解な問題ほど正答率が高かったらしい。ただし要領は悪く、キーワードを掘り出すことが苦手。『ハーティアズ・チョイス』の頃では有能であると思わせるところも見られたが、基本的に一人では何もできず、誰かのサポートを必要とするタイプである。

武器は派遣警察官の標準装備である弛緩ダーツ。さらに対ボルカン用の秘密兵器として、猛毒フェルテ・ベルナールを塗った特性ダーツを隠し持っていた。

無謀編時代の激務と20年以上に渡る開拓事業の従事を通して鍛えられたのか、無謀編の頃の無能ぶりは微塵もなく、有事の際には自ら陣頭に立って指揮を執る。その姿から「鬼のコンスタンス」と呼ばれ、敵味方から恐れられている。

備考[編集]

  • 『無謀編』では、初登場してから退場するまでの全ての話に(わずか数行という場合はあっても)必ず登場したという記録を持つ。
  • 名前の由来はロス・マクドナルドのハードボイルド小説『さむけ』に登場する同名の人物。

家族[編集]

関連人物[編集]

声優[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c エンサイクロペディア魔術士オーフェン
  2. ^ コギーはこの時の警官をダイアン・ブンクトであると思い込んでいたが、実は人違いだった。
  3. ^ エンサイクロペディア魔術士オーフェン』 P.135
  4. ^ いちいち俺を巻き込むな!
  5. ^ キエサルヒマの終端』より。
  6. ^ 初期の設定より。正確な時期は不明

登場作品[編集]

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